分別すると処分費はどれくらい下がりますか?
結論
混合廃棄物のまま出すより、品目ごとに分けたほうが、一般に処分単価は下がります。金属くずなどは買い取ってもらえることもあります。ただし、下がり幅は品目・地域・量で大きく変わります。分別した場合と混合のままの場合の両方で見積りを取り、比べてください。
なぜ混合だと高いのか
要点: 混合廃棄物は、処分場で手選別や破砕・選別の工程が必要になり、リサイクルできる割合も下がります。そのため、単品より単価が高くなりがちです。
- 選別の手間(人件費・設備費)が上乗せされる
- 選別しきれないものは焼却や埋立てに回り、その費用もかかる
- 石膏ボードや石綿含有建材などが混ざると、受け入れ自体を断られることがある
下がり方の目安
以下は考え方を示すための参考値です。単価は、品目ページに載せた処理業者の公開料金表(2026年10月時点)の幅で、処分費のみです。収集運搬費と消費税は別にかかり、実際の単価は地域や業者で大きく違います。
| 出し方 | 単価の傾向(目安) |
|---|---|
| 建設混合廃棄物 | 単品より高くなりやすい。公開されている料金表では1m³あたり10,000〜30,000円。単品の木くず(3,500〜13,000円)や廃プラスチック類(4,000〜18,000円)より高めの幅 |
| 単品の廃プラスチック類 | 混合より低い。種類がそろっていれば、再生原料になることもある |
| 単品の木くず・がれき類 | 再生利用しやすく、比較的低い |
| 金属くず | 相場によっては有価物として買い取ってもらえる |
分別で損をしないために
- 置き場を分ける: 品目ごとに分別用のコンテナや袋を用意し、表示を付けます。保管のルールは回収までの保管方法をご覧ください。
- 少量なら無理をしない: 量が少ないと、分けても品目ごとに運搬費がかかり、かえって割高になることがあります。
- 分別の手間を人件費で考える: 社内で分ける時間を人件費に換算し、業者に払う選別費用と比べます。
- 見積りを2通り取る: 「混合のまま」と「分別した場合」の総額を比べると、判断しやすくなります。
建設現場で建設リサイクル法の対象工事になる場合は、受注者(自分で施工する場合は発注者自身)に、コンクリート塊・木材などの分別解体が義務付けられます(同法9条)。あわせて受注者には、再資源化等(木材は条件により縮減でも可)も義務付けられます(同法16条)。単位のそろえ方は見積りの比べ方で説明しています。
根拠と確認先
このページで説明した制度や数字の根拠となる資料です。
- 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律9条・16条(e-Gov)laws.e-gov.go.jp
運用は都道府県や市区町村によって異なる場合があります。個別のケースは、事業所のある自治体の担当窓口にご確認ください。
関連する品目
このページに出てくる用語
- 混合廃棄物(建設混合廃棄物)
- 工事現場で分別されずに混ざった廃棄物。分別済みより処分費が高くなりやすい。
- 建設リサイクル法
- 一定規模以上の解体・新築などの工事で、コンクリート・アスファルト・木材などの分別解体と再資源化を義務付ける法律。