産業廃棄物の処分費用の目安(品目別の単価)と処理方法
品目ごとに、廃棄物の区分、処分費の目安、処理方法、委託するときの注意点をまとめています(現在44品目)。廃棄物が出る場面や区分からも探せます。
場面から探す
移転・閉店・工事などで廃棄物がまとめて出るときは、場面ごとによく出る品目から探すと便利です。場面の名前を選ぶと、出る物の区分や依頼の順番をまとめたページが開きます。
オフィス移転・閉鎖
店舗の閉店・改装
解体・リフォーム工事
工場の定期回収・業者の見直し
クリニック・医療機関の開業と閉院
太陽光パネル・発電設備の撤去
物流倉庫・小売(パレット・梱包材・什器)
農業・小規模事業者(少量の産廃)
区分から探す
区分は品目の一般的な扱いです。同じ物でも、状態や排出した事業所によって変わることがあります。
特別管理産業廃棄物を含む品目
性状によっては特別管理産業廃棄物に当たります。委託先の許可の種類と、社内に管理責任者を置く必要があるかを確認してください。
廃石綿等・石綿含有廃棄物
建物の解体・改修で出る、石綿(アスベスト)を含む廃棄物です。飛散性の廃石綿等は特別管理産業廃棄物です。
感染性廃棄物
医療機関などから出る、感染のおそれがある廃棄物。特別管理産業廃棄物として扱います。
廃バッテリー
車両・設備の鉛蓄電池やリチウムイオン電池。鉛蓄電池は買取になりやすく、リチウムイオン電池は発火に注意が必要です。
塗料・溶剤の缶
工務店・塗装店・工場・店舗の改装で余った塗料、シンナーなどの溶剤、それらが入った一斗缶やペール缶。中身が固まっているか、液体か、溶剤系か水性かで区分が変わります。
燃え殻
焼却炉の残灰や石炭がらなど、事業活動で物を燃やした後に残る灰・かすです。
汚泥
排水処理や工事で出る泥状の廃棄物です。有機性と無機性があり、有害なものは特別管理産業廃棄物になります。
廃油
潤滑油・切削油・溶剤・廃食用油など、使い終わった油です。引火性のものは特別管理産業廃棄物です。
廃酸
廃硫酸・廃塩酸・エッチング液などの酸性の廃液です。pH2.0以下のものは特別管理産業廃棄物になります。
廃アルカリ
廃ソーダ液・現像液・アルカリ洗浄液などのアルカリ性の廃液です。pH12.5以上は特別管理産業廃棄物になります。
鉱さい
製鉄のスラグや鋳物の廃砂など、金属を溶かす工程で出るかすです。
ばいじん
焼却炉などの排ガスから、集じん施設で集めた細かな灰。特定の施設から出て、有害物質が基準を超えるものは特別管理産業廃棄物です。
13号廃棄物
産業廃棄物を処分するために処理したもので、ほかの19種類のどれにも当たらないもの。
業種によって扱いが変わる品目
特定の業種から出た物だけが産業廃棄物になります。それ以外の事業所から出た物は、事業系一般廃棄物になることがあります。
紙くず
建設業や紙・印刷関係など、特定の業種から出る紙くず。それ以外の業種から出たものは事業系一般廃棄物です。
木くず
建設業や木材関係の業種から出る木くずと、全業種の木製パレット。対象業種以外から出たものは一般廃棄物です。
繊維くず
建設業と繊維工業から出る天然繊維のくずです。ほかの業種から出たものや合成繊維は、扱いが変わります。
動植物性残さ
食料品・医薬品・香料の製造業で、原料に使った動植物の固形状の不要物。飲食店の残飯は含みません。
動物系固形不要物
と畜場・食鳥処理場で処理した獣畜や食鳥から出る、固形状の不要物。
動物のふん尿
畜産農業から出る牛・豚・鶏などのふん尿。ペットショップや動物園から出るものは含みません。
動物の死体
畜産農業で死んだ牛・豚・鶏などの死体。ペットや野生動物の死体は含みません。
メーカー回収やほかの法律・基準が関わる品目
ほかの法律、回収の仕組み、特別な処理基準のいずれかが関わります。処分業者に出す前に確認してください。
蛍光灯・水銀使用製品
事業所から出る蛍光灯や水銀ランプなど。水銀使用製品産業廃棄物として、割らずに扱います。
業務用エアコン・冷凍冷蔵機器
業務用の空調・冷凍冷蔵機器。フロン回収を先に済ませてから産廃として処分します。
パソコン・OA機器
事業所のパソコンや複合機などです。出し方は、メーカー回収・買取・産廃としての委託から選べます。どの方法でもデータ消去が肝心です。
消火器
事業所や店舗で使用期限が切れた消火器です。リサイクルシールの仕組みで回収され、再資源化されます。
厨房機器
飲食店・社員食堂・ホテル・食品工場の業務用冷蔵庫、製氷機、ガス台、作業台、シンクなど。冷やす機能のある機器は、捨てる前にフロン類の回収が必要です。
複合機・コピー機
事務所・店舗の複合機、コピー機、業務用プリンター。リース品は返却し、買い取った機器はメーカーの回収か処理業者に出します。記憶装置のデータ消去も確認してください。
事業所でよく出る品目(素材で区分が決まる)
事業所でよく出る物を、品目名でまとめています。金属・樹脂・木などが混ざった物は、素材ごとに区分が分かれます。見積りを依頼するときに素材を伝えると、見積りがより正確になります。
太陽光パネル
使用済み太陽電池モジュール。ガラス・金属・廃プラスチック類の混合物で、含まれる有害物質の確認が必要です。
石膏ボード
内装工事や解体で出る廃石膏ボードです。廃棄物の区分はガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くずです。リサイクルが基本で、埋め立てる場合は管理型処分場になります。
廃タイヤ
社用車・トラック・重機などの使用済みタイヤです。廃プラスチック類として処理を委託します。
建設混合廃棄物
工事現場で分別しきれずに混ざった廃棄物。分別するほど処分費が下がります。
オフィス家具・店舗什器
事務所や店舗の机・椅子・棚・什器です。素材によって、産廃か事業系一般廃棄物かが分かれます。
畳
旅館・飲食店・寺社の座敷や、改修工事で出る畳。工事に伴うかどうかと、畳床の材質で扱いが変わります。
タイルカーペット・床材
オフィスの改装・原状回復で出るタイルカーペット、ビニル床タイル・長尺シートなどの床材。古い床タイルは、石綿を含んでいないか注意が必要です。
発泡スチロール
梱包の緩衝材、魚箱、建築用の断熱材などです。事業所から出るものは、業種を問わず廃プラスチック類になります。軽くてかさばるため、費用は容積と運搬費に左右されます。
木製パレット
物流・倉庫・工場・店舗で、貨物の流通に使い終えた木製パレットと、積付けに使った梱包用の木材です。どの業種から出ても、産業廃棄物の木くずに当たります。
マットレス・ソファ
ホテル・旅館・寮・介護施設のベッドマットレスや、事務所・店舗の応接ソファです。金属・樹脂・木・布が一体になっているため、素材ごとに区分が分かれます。
便器・洗面台(陶器)
店舗・事務所・施設のトイレや洗面所の改修で外す便器、タンク、洗面ボウル、洗面化粧台。陶器の部分は業種を問わず産業廃棄物です。
農業用ビニール・マルチ
ハウスやトンネルの被覆フィルム、マルチ、育苗ポット、肥料袋など、農業で使い終わったプラスチック資材です。業種を問わない廃プラスチック類で、農業者が排出事業者になります。
間仕切り・OAフロア
オフィスや店舗の移転・原状回復・改装で外すパーテーション(間仕切り)と、床下に配線を通すOAフロアのパネルです。区分は素材ごとに分かれます。工事で外した物は、元請業者が排出事業者になります。
金庫
事務所・店舗・工場で使わなくなった耐火金庫や手提げ金庫、キャビネット型の金庫。鉄製で重く、処分費は1台ごとに高さや重さで決める業者が多い品目です。
どの業種から出ても産業廃棄物になる品目
法定20種類のうち、どの業種から出ても産業廃棄物になる品目です(上の区分に入るものを除く)。
廃プラスチック類
合成樹脂くず・合成繊維くず・合成ゴムくずなどです。オフィスから出るプラスチックごみも産業廃棄物です。
ゴムくず
天然ゴムのくずだけが対象です。合成ゴムは廃プラスチック類として扱います。
金属くず
鉄・銅・アルミなどのくず。相場しだいで買取(有価物)になることもあります。
ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず
板ガラスや陶磁器のくず、製品の製造で出たコンクリートくず。工事で出たコンクリート破片はがれき類です。
がれき類
工作物の新築・改築・除去で出るコンクリート片やアスファルト片などの不要物。
五十音で探す
- 汚泥
- オフィス家具・店舗什器
- 紙くず
- ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず
- がれき類
- 感染性廃棄物
- 木くず
- 業務用エアコン・冷凍冷蔵機器
- 金庫
- 金属くず
- 蛍光灯・水銀使用製品
- 建設混合廃棄物
- 鉱さい
- ゴムくず
- 13号廃棄物
- 消火器
- 石膏ボード
- 繊維くず
- 太陽光パネル
- タイルカーペット・床材
- 畳
- 厨房機器
- 動植物性残さ
- 動物系固形不要物
- 動物の死体
- 動物のふん尿
- 塗料・溶剤の缶
- 農業用ビニール・マルチ
- 廃アルカリ
- 廃酸
- ばいじん
- 廃石綿等・石綿含有廃棄物
- 廃タイヤ
- 廃バッテリー
- 廃プラスチック類
- 廃油
- パソコン・OA機器
- 発泡スチロール
- 複合機・コピー機
- 便器・洗面台(陶器)
- 間仕切り・OAフロア
- マットレス・ソファ
- 燃え殻
- 木製パレット
金額は、公開されている料金表をもとにした目安です。多くは処分費だけの金額で、収集運搬費・産業廃棄物税・消費税は含みません。エアコン(フロン回収・破壊の費用)や消火器(運搬料込み)のように、含む範囲が違う品目もあります。内訳と出典は各品目のページに載せています。
まずは処分費用の相場を確かめてから、見積りを依頼しませんか
品目・地域・連絡先を入れるだけで、無料で依頼できます。対応できる許可業者が見つかれば、その業者から見積りのご連絡が届きます。いまは神奈川・東京・千葉が中心で、対応できる業者が見つからない地域・品目のときは、その旨をご連絡します。