事業所でよく出る品目

マットレス・ソファの処分費用と処理方法

ホテル・旅館・寮・介護施設のベッドマットレスや、事務所・店舗の応接ソファです。金属・樹脂・木・布が一体になっているため、素材ごとに区分が分かれます。

マットレス・ソファの要点

区分 素材ごとの混合物。スプリングなどの金属と、ウレタン・合成繊維の布は業種を問わず産廃。木枠と、綿・羊毛など天然繊維の部分は、多くの業種で事業系一般廃棄物になりうる(物品賃貸業の木製品などは産廃)
書類に書く品目名許可証・委託契約書・マニフェスト 金属くず・廃プラスチック類など。木・天然繊維の部分は木くず・繊維くず(業種限定)か、事業系一般廃棄物
主な処理方法 金属(スプリング)は資源に、布・ウレタンなどは焼却(熱回収を含む)などに回す。方法は施設ごとに確認
見積りの単位 枚(マットレス、サイズ別)・台(ソファ、人数別)。重さ(kg)で請求する業者もある
買取の可能性 基本はなし(処分費がかかる)。状態のよいソファはリユース品として買い取られることがある

区分は品目の一般的な扱いです。最終的な判断は、自治体と委託先の業者にご確認ください。

処分費の目安(収集運搬費・産業廃棄物税・消費税は別)
2,500〜11,000円 / 枚
重量で72〜300円 / kg

大きく表示している金額はベッドマットレス1枚の料金です。シングル2,500〜6,000円、ダブル3,000〜8,000円、クイーン・キングは4,000〜11,000円の例です。ソファは1台2,500〜5,500円(1〜3人掛け)の例です。重さで請求する業者では、ソファ72〜150円/kg、スプリング入りマットレス90円/kg、マットレス・ソファ200円/kg、スプリングなしマットレス300円/kgの例があります。汚れや傷みのひどい物は別見積りとする業者もあります。税込表示の料金表は税別に換算しています。収集運搬費と消費税は別です。

出典(2026年10月に確認):有明興業(東京)、伸榮産業(東京)、GATE(埼玉・東京)、リビスタ(埼玉)、ミライズ(神奈川(横浜))、新関西テクニカ(京都)、総環(大阪産業廃棄物リサイクル処分センター)(大阪)、沖縄県産業廃棄物処理協同組合(沖縄)

マットレス・ソファの見積りを依頼する

該当するもの

  • スプリング入りのベッドマットレス
  • ウレタン・ノンコイルのマットレス
  • ベッドの床板(ボトム)・木枠
  • 応接セット・ロビーのソファ
  • 待合室の長椅子
  • 介護用・医療用のマットレス

分類と法的な扱い

マットレスやソファは、1つの品目ではなくいくつもの素材が組み合わさった物です。区分は素材ごとに決まります。

素材区分
スプリング・金属の脚や枠金属くず(産廃)
ウレタン・合成繊維の布・合成皮革廃プラスチック類(産廃)
木枠・木の脚・床板木くず。業種が限られた品目のため、ホテル・事務所・店舗などから出る物は事業系一般廃棄物になりうる
綿・羊毛など天然繊維の詰め物や布繊維くず。木くずと同じく業種が限られた品目で、多くの事業所では事業系一般廃棄物になりうる

木くずのうち産業廃棄物になるのは、物品賃貸業(リース・レンタル)から出る物や、建設工事に伴って出る物などです(施行令2条2号)。繊維くずは、建設工事に伴う物と、繊維工業(衣服その他の繊維製品製造業を除く)から出る物などに限られます(同3号)。このため、同じマットレスでも、金属と樹脂の部分は産廃、木と天然繊維の部分は事業系一般廃棄物になりえます。素材が一体になった物の扱いは、自治体によって案内が違います。市区町村と依頼先に確かめてください。

メーカーなどが産業廃棄物の広域認定を受けている例もあります。環境省の認定状況(2026年9月17日現在)には、スプリングマットレス(シモンズ、フランスベッド)、ベッドマットレスとオフィス什器(一般社団法人家具インテリアリサイクル協会)、医療・介護用のマットレスなどの認定が載っています。対象の製品や申込みの方法は、認定ごとに違います。

家庭から出るマットレスやソファは、このページの対象外です。お住まいの市区町村の粗大ごみの出し方をご確認ください。

処分費用の内訳と安くする方法

マットレスは1枚ごと、ソファは1台ごとに料金を決める業者が多くみられます。公開されている料金表では、マットレス1枚2,500〜11,000円(サイズで変わる)、ソファ1台2,500〜5,500円です。重さで請求する業者もあります。

  • スプリング入りかどうかと、サイズ・枚数を伝えて見積りを取る
  • 雨に濡らさないようにする(汚れや傷みのひどい物は別見積りとする業者がある)
  • 状態のよいソファは、先にリユース品として売れるかを確かめる
  • 客室の入れ替えなどで量が多いときは、木枠のベッドフレームや布団と分けて数える

処理方法(中間処理・最終処分・リサイクル)

スプリングや金属の枠は金属くずとして資源に回り、ウレタンや布は廃プラスチック類などとして焼却(熱回収を含む)などで処理されます。料金表でスプリングの有無によって単価を分けている業者があるように、処理方法は施設ごとに違います。委託先に確かめてください。

委託するときの注意点

  • 産廃の部分は、許可品目に金属くず・廃プラスチック類がある業者と書面で契約し、マニフェストを交付します。
  • 事業系一般廃棄物に当たる部分があるときは、市区町村の許可を持つ一般廃棄物の収集運搬業者に頼む必要があります。産業廃棄物の許可だけでは足りないことがあります。
  • リース・レンタルの寝具や家具は、処分せず貸主に返します。
  • 医療機関で使ったマットレスで、血液などが付いたものは感染性廃棄物として扱うことがあります。医療機関の判断基準(環境省の感染性廃棄物処理マニュアル)に沿って分けてください。
  • 退去や閉店のときに建物に残した家具は、残した側の廃棄物です。解体・内装工事の業者に「ついでに」頼む前に、オフィス家具・店舗什器の注意点も見てください。

よくある質問

ホテルの客室のマットレスを入れ替えます。産業廃棄物ですか?

スプリングやウレタン、合成繊維の部分は産業廃棄物です。木枠や天然繊維の部分は、宿泊業が木くず・繊維くずの対象業種ではないため、事業系一般廃棄物になりえます。市区町村と依頼先に扱いを確かめてから、まとめて見積りを取ってください。

新しいマットレスを買う店に、古い物を引き取ってもらえますか?

メーカーや販売店が回収の仕組みを持っていることがあります。広域認定を受けたルートかどうか、対象の製品か、費用はいくらかを、買う前に確かめてください。

ソファは1台いくらですか?

公開されている料金表では、1〜3人掛けで1台2,500〜5,500円の例があります。重さで請求する業者もあり、運搬費は別にかかります。見積り依頼で相談できます。

関連する品目

このページの費用は目安です。法令の記述は、環境省や都道府県の公開情報をもとにしています。最終的な判断は、所管の自治体と委託先の業者にご確認ください。

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