事業所でよく出る品目

パソコン・OA機器の処分費用と処理方法

事業所のパソコンや複合機などです。出し方は、メーカー回収・買取・産廃としての委託から選べます。どの方法でもデータ消去が肝心です。

パソコン・OA機器の要点

区分 産業廃棄物(金属くず・廃プラスチック類・ガラスくずなどの混合物)。メーカー回収(パソコン3R推進協会)は広域認定でマニフェスト不要
書類に書く品目名許可証・委託契約書・マニフェスト 金属くず・廃プラスチック類・ガラスくずなど
主な処理方法 リユース(データ消去のうえ再販)、解体・破砕して素材ごとに再資源化
見積りの単位 台・kg。データ消去の証明と搬出作業は別
買取の可能性 年式が新しい機器は買取になることがある。リース品はリース会社に返却

区分は品目の一般的な扱いです。最終的な判断は、自治体と委託先の業者にご確認ください。

処分費の目安(収集運搬費・産業廃棄物税・消費税は別)
500〜3,000円 / 台
重量で30〜150円 / kg

産廃業者に出す場合の例で、パソコン本体は買取になる業者もあります。データ消去の証明や搬出作業は別料金です。メーカーによる事業系パソコンの回収は見積り制です。約30社(パソコン3R推進協会の表記)の分を協会の窓口がまとめて受け付けており、自社で受け付けるメーカーもあります。各社の案内ページにも料金は載っていません(2026年10月4日に20社のページを確認)。

出典(2026年10月に確認):有明興業(東京)、伸榮産業(東京)、水谷ケミカル(愛知)、アンビエンテ丸大(北海道(旭川))、エヌズトランス(京都)、旭金属(徳島)、新関西テクニカ(京都)、沖縄県産業廃棄物処理協同組合(沖縄)

パソコン・OA機器の見積りを依頼する

該当するもの

  • デスクトップ・ノートパソコン
  • 液晶モニター
  • サーバー・ネットワーク機器
  • 複合機・プリンター
  • シュレッダー
  • 電話機・周辺機器

分類と法的な扱い

事業所から出るパソコン・OA機器は、廃棄物になれば金属くず・廃プラスチック類・ガラスくずなどの混合物の産業廃棄物です。一方で、出し方の選択肢が多い品目でもあります。

出し方概要
メーカー回収事業系パソコンには、資源有効利用促進法に基づくメーカーの回収・再資源化の仕組みがあります(有償・見積り制)。パソコン3R推進協会の事業系の窓口は産業廃棄物の広域認定を受けており、このルートではマニフェストは不要です
買取(リユース)年式が新しい機器は有価物として売れることがあります
産廃として委託許可のある業者に委託し、マニフェストを交付します

小型家電リサイクル法の認定事業者は、産廃の処理業の許可がなくても、認定を受けた計画の範囲で事業者の機器を引き取れます(同法13条)。ただし、この特例で不要になるのは処理業の許可だけで、委託の基準とマニフェストの規定はそのまま適用されます。環境省・経済産業省の認定申請の手引きも、産業廃棄物である機器の処理では、マニフェストの交付か電子マニフェストの使用を求めています。産廃として出す以上、委託契約書とマニフェストは必要です。

家庭から出るものは対象外です。市区町村の家庭ごみのルールや、メーカーの家庭向け回収に従ってください。

処分費用の内訳と安くする方法

  • 産廃業者に出す場合、公開されている料金表では1台500〜3,000円の幅です(1式5,000円とする業者もあります)。買取なら、費用がかからないこともあります。
  • 複合機やサーバーラックなどの大型機器は、搬出作業費が別にかかることがよくあります。
  • 台数をまとめ、付属品(ケーブル・ACアダプタ)をそろえると、査定額が上がりやすくなります。
  • リース品はリース会社への返却が原則なので、処分の対象から外してください。

処理方法(中間処理・最終処分・リサイクル)

リユースできる機器はデータ消去のうえ再販されます。それ以外は解体・破砕して、金属やプラスチックなど素材ごとに分けて再資源化されます。

委託するときの注意点

  • 最も重要なのはデータ消去です。消去の方法(物理破壊か、専用ソフトによる消去か)と、消去証明書を出してもらえるかを確認します。
  • 買取の場合でも、実際には処分費を別の名目で取られる「逆有償」になっていないか確かめます。逆有償なら廃棄物として許可業者への委託が必要です。
  • 無料回収をうたう業者に頼むときは、許可の有無や引き取った後の流れを確認してください(無許可業者の見分け方)。

よくある質問

データを自社で消してから出すべきですか?

できれば自社でも消去したうえで、業者からも消去証明をもらう二重の対策をおすすめします。メーカー回収(パソコン3R推進協会)は宅配便での回収です。回収前のデータ消去は、排出する側で行うよう求められています。

壊れたパソコンでも買取になりますか?

部品や素材として値がつくことはありますが、年式や状態によります。見積りで確認してください。

複合機はどこに相談すればよいですか?

リース品ならリース会社へ返却します。購入した機器なら、販売店やメーカーの回収と処理業者の見積りを比べるのが一般的です。

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このページの費用は目安です。法令の記述は、環境省や都道府県の公開情報をもとにしています。最終的な判断は、所管の自治体と委託先の業者にご確認ください。

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