産業廃棄物(法定20種類)

がれき類の処分費用と処理方法

工作物の新築・改築・除去で出るコンクリート片やアスファルト片などの不要物。

がれき類の要点

区分 産業廃棄物(業種を問わない。工作物の新築・改築・除去に伴うもの)。建設工事では原則として元請業者が排出事業者
書類に書く品目名許可証・委託契約書・マニフェスト がれき類
主な処理方法 破砕して再生砕石・再生アスファルト合材(道路の路盤材など)
見積りの単位 立方メートル・kg。重いため、車両の台数と運搬距離で費用が大きく変わる
買取の可能性 基本はなし(処分費がかかる)

区分は品目の一般的な扱いです。最終的な判断は、自治体と委託先の業者にご確認ください。

処分費の目安(収集運搬費・産業廃棄物税・消費税は別)
6,000〜15,000円 / 立方メートル
重量で10〜70円 / kg

コンクリートがら・アスファルトがら単品の単価です。鉄筋入りや大きな塊は割増になることがあります(無筋・有筋を同じ単価にしている業者もあります)。ごみ・タイル・瓦が混ざると、25,000〜30,000円/m³の混載単価になります。収集運搬費と消費税は別です。公共の最終処分場に直接搬入する埋立料金は13〜19.5円/kgです(かながわ環境整備センター・横浜市 南本牧。いずれも事前の申込みや承認など受入れの条件があり、中間処理の費用は含みません)。

出典(2026年10月に確認):山一商事(埼玉)、リビスタ(埼玉)、GATE(埼玉・東京)、ISHIDA(埼玉)、晴栄運送(東京・埼玉)、新関西テクニカ(京都)、エヌズトランス(京都)、かながわ環境整備センター(神奈川)、横浜市 南本牧第5ブロック廃棄物最終処分場(神奈川)

がれき類の見積りを依頼する

該当するもの

  • コンクリート破片
  • アスファルト・コンクリート破片
  • レンガ・ブロックの破片
  • 鉄筋入りコンクリートがら
  • 舗装の撤去がら
  • 基礎の解体がら

分類と法的な扱い

がれき類は、工作物の新築・改築・除去に伴って生じたコンクリートの破片その他これに類する不要物です。廃棄物処理法で定める産業廃棄物20種類の1つで、典型的なのは建設・解体工事で出るものです。性質が安定しているため、埋め立てる場合は安定型処分場の対象品目になります。

あわせて知っておきたいのが建設リサイクル法です。コンクリート、コンクリート及び鉄から成る建設資材、アスファルト・コンクリート、木材は特定建設資材とされ、一定規模以上の工事では分別解体と再資源化が義務になります。

工事の種類対象となる規模(目安)
建築物の解体床面積80㎡以上
建築物の新築・増築床面積500㎡以上
建築物の修繕・模様替え請負代金1億円以上
建築物以外の工作物請負代金500万円以上

対象工事は、発注者(自分で施工する場合は自主施工者)が、工事に着手する7日前までに都道府県知事などへ届け出る必要があります。都道府県が条例でこれより小さい規模を定めている場合もあるので、細かな運用は自治体に確認してください。

処分費用の内訳と安くする方法

費用は「収集運搬費+処分費」が基本です。がれき類は重いため、車両の台数と運搬距離で費用が大きく変わります。

  • 鉄筋・木くず・石膏ボード・土砂を混ぜない(混ざると建設混合廃棄物扱いで高くなる)
  • コンクリートとアスファルトを分けて出す
  • 近くの再生砕石プラントに直接持ち込める業者を探す

単価を比べるときは、費用シミュレーターと見積りの単位が違うときの比べ方も参考にしてください。

処理方法(中間処理・最終処分・リサイクル)

多くは破砕施設で砕かれ、再生砕石(再生クラッシャーラン)や再生アスファルト合材として道路の路盤材などに使われます。環境省の令和5年度実績では、がれき類は排出量の約96%が再生利用され、最終処分は約3%です。

委託するときの注意点

  • 建設工事では、原則として元請業者が排出事業者になります(→排出事業者)。
  • 収集運搬・処分それぞれの許可品目に「がれき類」が入っているか確認します(→許可の確認)。
  • 書面の委託契約とマニフェストの交付が必要です。
  • 建築物などの解体・改修工事では、工事の前に元請業者が石綿含有建材の事前調査を行う必要があります(大気汚染防止法)。石綿を含むものは廃石綿等などとして別に扱います。

よくある質問

自社の駐車場の舗装をはがしたときのがらも、がれき類ですか?

はい。工作物の改築・除去に伴うものなので、業種にかかわらず産業廃棄物のがれき類です。工事を請け負った業者がいる場合は、原則として元請業者が排出事業者になります。

鉄筋が入ったままのコンクリートがらも引き取ってもらえますか?

引き取る施設は多いものの、鉄筋の量や長さで単価が変わることがあります。事前に写真を送って見積りを取ると確実です。

がれき類はリサイクルされるのですか?

はい。環境省の令和5年度実績では、排出量の約96%が再生砕石などとして再生利用されています。分別がきれいなほど再資源化しやすく、処分費も抑えやすくなります。

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このページの費用は目安です。法令の記述は、環境省や都道府県の公開情報をもとにしています。最終的な判断は、所管の自治体と委託先の業者にご確認ください。

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