事業所でよく出る品目

廃タイヤの処分費用と処理方法

社用車・トラック・重機などの使用済みタイヤです。廃プラスチック類として処理を委託します。

廃タイヤの要点

区分 産業廃棄物。ホイール付きは金属くずとの混合物
書類に書く品目名許可証・委託契約書・マニフェスト 廃プラスチック類(ホイール付きは金属くずも)
主な処理方法 製紙・化学・セメント工場などの燃料(熱利用)、更生タイヤ、再生ゴム・ゴム粉
見積りの単位 本(乗用車用・トラック用などで変わる)・kg
買取の可能性 溝が残るタイヤは中古タイヤとして買取になる場合がある。外したホイールは金属くずとして有価になることがある

区分は品目の一般的な扱いです。最終的な判断は、自治体と委託先の業者にご確認ください。

処分費の目安(収集運搬費・産業廃棄物税・消費税は別)
150〜2,800円 / 本
重量で30〜88円 / kg

乗用車用1本あたりの例です。タイヤ専門の処理業者では250円/本です(NKリサイクルの料金表では、鉄ホイール付きは外し賃込みで150円/本と読み取れます)。ほかの産廃処理業者に持ち込む場合は、1,100〜2,200円/本(東京の例。大阪では1,500円/本)の例があります。ホイール付きは、高くなる業者(総環: 1,500円→2,800円)もあれば、安くなる業者もあります。トラック・重機用は高くなります。収集運搬費と消費税は別です。

出典(2026年10月に確認):NKリサイクル(東京)、伸榮産業(東京)、有明興業(東京)、総環(大阪産業廃棄物リサイクル処分センター)(大阪)、新関西テクニカ(京都)、旭金属(徳島)、アンビエンテ丸大(北海道(旭川))

廃タイヤの見積りを依頼する

該当するもの

  • 社用車の交換タイヤ
  • トラック・バスのタイヤ
  • フォークリフトのタイヤ
  • 重機・農機のタイヤ
  • ホイール付きタイヤ
  • スタッドレスタイヤ

分類と法的な扱い

事業者から出る廃タイヤは産業廃棄物で、廃プラスチック類として扱います。環境省の通知で、合成ゴムくずは廃プラスチック類に、天然ゴムくずはゴムくずに含まれるとされているためです。ホイール付きのままなら金属くずとの混合物になります。

  • 廃タイヤは野積み・不法投棄が問題になりやすい品目です。保管基準(高さ・囲い・掲示板など)を守ってください。
  • 自社のトラックや社用車から出たタイヤは、自社が排出事業者になります。

家庭の自家用車のタイヤは対象外です。市区町村の家庭ごみのルールや、販売店の案内に従ってください。

処分費用の内訳と安くする方法

種類費用の傾向
乗用車用1本150〜2,800円(公開されている料金表の幅。ホイール付きを含む)
トラック・バス用乗用車用より高い
重機・農機用大きさで上がる
ホイール付き業者により上がる場合も下がる場合もある
  • ホイール付きの扱いは業者で違います。外して出すか付けたまま出すかで単価がどう変わるかを、見積りのときに確かめてください。外したホイールは金属くずとして有価になることがあります。
  • 溝が残るタイヤは中古タイヤとして買取になる場合があります。
  • 本数をまとめて出すと、1本あたりの運搬費を抑えやすくなります。

処理方法(中間処理・最終処分・リサイクル)

日本自動車タイヤ協会の集計では、2025年の国内の廃タイヤ有効利用率は99.6%です(有効利用量70.8万トン。中古タイヤや破砕品の輸出は含みません)。

  • 熱利用:製紙工場・化学工場・セメント工場などで燃料として使われます。2025年は有効利用量の8割強を占めます。
  • 更生タイヤ:トラック用などは、土台のタイヤ(台タイヤ)を再利用し、表面のゴムを張り替えます(使われている間は廃タイヤに数えません)。
  • 再生ゴム・ゴム粉:細かく砕いて再生ゴムやゴム粉に加工します(2025年は約8.9万トン)。

委託するときの注意点

  • タイヤを交換するときは、タイヤ販売店・整備工場に引き取ってもらう方法が一般的です。新しいタイヤを売る際に、同じ種類の使用済みタイヤを無償で引き取る「下取り」であれば、販売店に産廃の収集運搬業の許可は要りません(環境省通知)。処分料を払って引き取ってもらう場合は下取りに当たらず、産廃の委託になります。この場合は販売店の許可、委託契約書、マニフェストが必要です。料金と、引取り後の処理先も確認しておいてください。
  • 交換以外でまとめて処分するときは、廃プラスチック類の許可を持つ収集運搬業者・処分業者に委託し、マニフェストを交付します。
  • 「無料回収」をうたって巡回するトラックには渡さないでください。許可の有無も処理先も分からないためです(無許可業者の見分け方)。

よくある質問

販売店に引き取ってもらえばマニフェストは要りませんか?

販売店がどのような形で引き取るかによって変わります。新品の購入に伴う無償の下取りなら、販売店は収集運搬業の許可なしで引き取れます。処分料を払う場合は産廃の委託になり、マニフェストが必要です。どちらの形かを販売店に確認してください。

ホイール付きのままでも出せますか?

出せます。ホイール付きの単価は業者で違い、高くなる例も安くなる例もあるので、見積りのときに確認してください。

大量の古タイヤが敷地に残っています。どうすればよいですか?

まずタイヤの本数と種類を数え、見積り依頼からご相談ください。保管基準を満たしていない場合は、早めの処分をおすすめします。

関連する品目

このページの費用は目安です。法令の記述は、環境省や都道府県の公開情報をもとにしています。最終的な判断は、所管の自治体と委託先の業者にご確認ください。

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