ゴムくずの処分費用と処理方法
天然ゴムのくずだけが対象です。合成ゴムは廃プラスチック類として扱います。
ゴムくずの要点
| 区分 | 産業廃棄物(業種を問わない)。天然ゴムくずだけが対象で、合成ゴムは廃プラスチック類 |
|---|---|
| 書類に書く品目名許可証・委託契約書・マニフェスト | ゴムくず(合成ゴムが混ざれば廃プラスチック類も) |
| 主な処理方法 | 破砕してゴムチップ・再生ゴム・マットの原料、燃料として熱利用、焼却、安定型最終処分場での埋立 |
| 見積りの単位 | kg |
| 買取の可能性 | 基本はなし(処分費がかかる) |
区分は品目の一般的な扱いです。最終的な判断は、自治体と委託先の業者にご確認ください。
天然ゴムのくずの単価です(旭金属の95円/kgは、タイヤを含むゴムくずの単価)。合成ゴムやタイヤは廃プラスチック類として扱われます。ゴムマット・コンベヤベルトは70〜90円/kg、ゴムクローラは100〜120円/kgの例があります。収集運搬費と消費税は別です。出典のうち横浜市・北九州市の公共最終処分場の料金は、直接搬入したときの埋立料金(13円/kg)です。中間処理を含まないため、幅には入れていません。
出典(2026年10月に確認):伸榮産業(東京)、有明興業(東京)、NKリサイクル(東京)、横浜市 南本牧第5ブロック廃棄物最終処分場(神奈川)、アンビエンテ丸大(北海道(旭川))、沖縄県産業廃棄物処理協同組合(沖縄)、旭金属(徳島)、北九州市 響灘西地区処分場(福岡)
ゴムくずの見積りを依頼する該当するもの
- 天然ゴムの裁断くず
- 生ゴムのくず
- 天然ゴム製品の不良品
- 天然ゴムの手袋・ホース(天然ゴム製と分かるもの)
- ゴム製造工程のくず
分類と法的な扱い
産業廃棄物の「ゴムくず」に当たるのは、天然ゴムのくずだけです。 業種は問いません。合成ゴム(SBR・NBR・クロロプレンなど)は廃プラスチック類に入ります。
| 素材 | 品目 |
|---|---|
| 天然ゴム・生ゴム | ゴムくず |
| 合成ゴム | 廃プラスチック類 |
| 天然と合成が混ざったもの | 両方の品目として扱うのが一般的 |
身の回りのゴム製品は合成ゴム製や混合のものが多く、ゴムくずに当たるものは意外に多くありません。品目を誤って書くと、業者の許可にない品目を委託したことになりかねません。どちらか分からないときは、製品の仕様書やメーカーの情報で確かめてください。
処分費用の内訳と安くする方法
目安は1kgあたり55〜100円です(公開されている料金表の幅)。
- 金属・繊維の芯材を外すと、破砕の手間が減る
- 天然ゴムと合成ゴムを分けておくと、品目の判定と見積りが早く進む
- 量がまとまってから出すと運搬費を抑えられる
- 保管中に雨ざらしにしない(汚れや水分で処理の手間が増える)
処理方法(中間処理・最終処分・リサイクル)
破砕してゴムチップにし、再生ゴムやマットの原料にしたり、燃料として熱利用したりします。再利用できないものは焼却するか、安定型最終処分場に埋め立てます。環境省の令和5年度実績では、ゴムくずの再生利用率は約63%、最終処分は約26%です。
委託するときの注意点
- 業者の許可品目に「ゴムくず」があるか確認する。合成ゴムが混ざるなら「廃プラスチック類」の許可も必要
- 契約書とマニフェストの品目を、素材に合わせて正しく書く
- 家庭から出るゴム製品は、市区町村の家庭ごみのルールに従って出す
よくある質問
ゴム手袋はゴムくずですか?
ニトリルやクロロプレンの手袋は合成ゴムなので廃プラスチック類です。天然ゴム(ラテックス)製ならゴムくずになります。医療機関で使ったものは感染性廃棄物に当たる場合があります。
廃タイヤはゴムくずですか?
タイヤは合成ゴムを含むため、処理業者や自治体の多くは廃プラスチック類として扱っています(例: 北九州市の受入品目表は廃タイヤを廃プラスチック類に入れています)。詳しくは廃タイヤのページをご覧ください。
素材が分からないときはどう書けばよいですか?
業者と相談のうえ、両方の品目で契約・記載しておくと安心です。判断に迷うときは、自治体に確認してください。
関連する品目
このページの費用は目安です。法令の記述は、環境省や都道府県の公開情報をもとにしています。最終的な判断は、所管の自治体と委託先の業者にご確認ください。