間仕切り・OAフロアの処分費用と処理方法
オフィスや店舗の移転・原状回復・改装で外すパーテーション(間仕切り)と、床下に配線を通すOAフロアのパネルです。区分は素材ごとに分かれます。工事で外した物は、元請業者が排出事業者になります。
間仕切り・OAフロアの要点
| 区分 | 素材ごとの混合物。金属・ガラス・石膏ボード・樹脂の部分は業種を問わず産廃。木の部分は、工事に伴う物は産廃、自社で片付ける物は事業系一般廃棄物になりうる。工事で外した物は元請業者が排出事業者 |
|---|---|
| 書類に書く品目名許可証・委託契約書・マニフェスト | 金属くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず(ガラス・石膏ボード)、廃プラスチック類、木くずなど。コンクリート製パネルはがれき類かコンクリートくず(業者・自治体に確認) |
| 主な処理方法 | 金属は資源に、石膏ボードは原料に戻すか管理型最終処分場で埋立、樹脂は焼却(熱回収を含む)など。方法は施設ごとに確認 |
| 見積りの単位 | 立方メートル・枚・kg。撤去の作業費が別 |
| 買取の可能性 | 基本はなし(処分費がかかる)。スチール・アルミの部分は、相場によって有価になることがある |
区分は品目の一般的な扱いです。最終的な判断は、自治体と委託先の業者にご確認ください。
目安の金額は、パーテーションの容積あたりの料金の例です(京都15,000円/立方メートル〜、大阪はボード系パーテーション5枚以上で22,000円/立方メートル)。1枚2,000円(大阪、4枚まで)や、ほかの品目との混合廃棄物として72円/kg(東京)の例もあります。OAフロアのパネルは、料金を公開している例が見つからなかったため、個別見積りになります。料金表の金額はどれも税別です。撤去の工事費、収集運搬費、消費税は別にかかります。
出典(2026年10月に確認):新関西テクニカ(京都)、総環(大阪産業廃棄物リサイクル処分センター)(大阪)、有明興業(東京)
間仕切り・OAフロアの見積りを依頼する該当するもの
- スチール・アルミのパーテーション
- ガラス入りのパーテーション
- 石膏ボードの間仕切り壁
- 置き型・自立型の衝立
- OAフロアのパネル(樹脂製・鉄板製・コンクリート製)と支持脚
- OAフロアの上のタイルカーペット
分類と法的な扱い
パーテーションやOAフロアは、素材ごとに区分が分かれます。1枚のパネルに金属・ガラス・樹脂などが一体になっている物もあります。
| 素材 | 区分 |
|---|---|
| スチール・アルミの枠やパネル、OAフロアの支持脚 | 金属くず |
| ガラス | ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず |
| 石膏ボード | 同上(石膏ボード) |
| 樹脂のパネル・化粧シート・布張り(合成繊維) | 廃プラスチック類 |
| 木の枠・合板 | 木くず。工事に伴う物は産廃。業種が限られた品目のため、自社で片付ける物は事業系一般廃棄物になりうる |
| コンクリート製のOAフロアパネル | 工作物の改築・除去に伴うコンクリートの破片ならがれき類、それ以外はコンクリートくず(施行令2条7号・9号)。どちらに当たるかは業者・自治体に確認 |
OAフロアのパネルは、樹脂製・鉄板(スチール)製・コンクリート製など、製品によって素材が違います。どれに当たるかは、製品名や施工時の図面で確かめてください。パネルの上に貼ったタイルカーペットについては、タイルカーペット・床材のページをご覧ください。
誰が排出事業者かは、外し方で変わります。内装の改修や原状回復の工事で外した物は、工事の元請業者が排出事業者です(廃棄物処理法21条の3)。置き型の衝立や家具として使っていたパーテーションを自社で片付けるときは、自社が排出事業者です(オフィス家具・店舗什器)。
処分費用の内訳と安くする方法
公開されている料金表では、パーテーションは1立方メートルあたり15,000〜22,000円の例があります。OAフロアは料金を公開している例が見つからなかったので、個別に見積りを取ってください。
- 素材(スチール・アルミ・ガラス・石膏ボード・樹脂)と、枚数・大きさを伝える
- 金属の部品とそれ以外を、できれば分けておく。金属は資源として引き取られることがある
- OAフロアは、パネルの種類と枚数(面積)、タイルカーペットをはがしてあるかを伝える
- 工事で外す物は、工事の見積りに処分費が含まれているかを確かめる
処理方法(中間処理・最終処分・リサイクル)
金属の部分は金属くずとして資源に回ります。石膏ボードは紙と石膏を分けて原料に戻すか、管理型最終処分場で埋め立てます。樹脂の部分は、焼却(熱回収を含む)などで処理されます。処理の方法は施設ごとに違うので、委託先に確かめてください。
委託するときの注意点
- 改修や原状回復の工事で外す物は、元請業者が処理を委託し、マニフェストを交付します。発注者が自分で処分業者を手配する必要はありませんが、工事の契約で処分費の扱いを確かめてください(リフォームや解体の処分費は誰が払う?)。
- 改修工事では、着工前に石綿の事前調査が必要です。古い石膏ボードや床材には、石綿を含む物があります(石綿)。
- 自社で片付ける物は、許可品目に金属くず・廃プラスチック類・ガラスくずなどがある業者と書面で契約し、マニフェストを交付します。
- 借りている事務所を退去するときに残していく物の扱いは、テナント退去・原状回復の残置物もあわせてご覧ください。
よくある質問
原状回復の工事で外したパーテーションは、誰の廃棄物ですか?
工事で外した物は、工事を請け負った元請業者が排出事業者です。ビルのオーナーや入居者が別に処分業者を探す必要はありません。ただし、工事の契約に処分費が入っているかは確かめてください。
置き型のパーテーションだけを処分するには、どうすればよいですか?
工事を伴わずに自社で片付けるなら、自社が排出事業者です。素材を確かめてから、許可業者に見積りを取ってください。家具として扱う物の注意点は、オフィス家具・店舗什器のページにまとめています。
OAフロアのパネルは、まとめて何という品目になりますか?
素材によって品目が変わります。鉄板製なら金属くず、樹脂製なら廃プラスチック類が基本です。複数の素材を組み合わせた製品もあるので、製品の資料を業者に見せて相談のうえ決めてください。
関連する品目
このページの費用は目安です。法令の記述は、環境省や都道府県の公開情報をもとにしています。最終的な判断は、所管の自治体と委託先の業者にご確認ください。