蛍光灯・水銀使用製品の処分費用と処理方法
事業所から出る蛍光灯や水銀ランプなど。水銀使用製品産業廃棄物として、割らずに扱います。
蛍光灯・水銀使用製品の要点
| 区分 | 産業廃棄物(水銀使用製品産業廃棄物)。素材はガラスくず・金属くずなどの混合物 |
|---|---|
| 書類に書く品目名許可証・委託契約書・マニフェスト | ガラスくず・金属くずなど。契約書・マニフェストに水銀使用製品産業廃棄物を含む旨を書く |
| 主な処理方法 | 専門の施設で破砕・選別して水銀を回収し、残さはガラスくずなどとして再生利用 |
| 見積りの単位 | 本・kg。最低処分料金を設ける業者がある |
| 買取の可能性 | なし |
区分は品目の一般的な扱いです。最終的な判断は、自治体と委託先の業者にご確認ください。
40W直管1本あたりの例です。専門の処理業者へ持ち込むと60〜100円/本、回収業者を通すと250〜300円/本(関東2件、税込表示の業者は税抜に換算)、北海道では600円/本の例もあります(幅には入れていません)。重量では直管300〜400円/kg、環形・コンパクト形350〜500円/kg、水銀灯・電球形・割れたもの600〜700円/kgの例があります。最低処分料金(5,000円/回)を設ける業者もあります。
出典(2026年10月に確認):セフティランド(千葉)、GATE(埼玉・東京)、ウム・ヴェルト・ジャパン(埼玉)、みどり産業(千葉)、ミライズ(神奈川(横浜))、フジ・トレーディング(東京(東大和))、旭金属(徳島)、クリーン小林(茨城(土浦))、ネオリサイクル(北海道(留萌))、沖縄県産業廃棄物処理協同組合(沖縄)
蛍光灯・水銀使用製品の見積りを依頼する該当するもの
- 直管蛍光灯
- 環形・コンパクト形蛍光灯
- 水銀灯(HIDランプ)
- 水銀体温計・水銀血圧計
- 水銀式温度計
- 水銀電池(ボタン形の水銀電池)
分類と法的な扱い
事業所から出る蛍光灯や水銀灯は、廃棄物処理法上の水銀使用製品産業廃棄物です。素材としてはガラスくず・金属くずなどの混合物ですが、水銀を含むため通常の産廃より細かい決まりがあります。
- 保管場所では仕切りを設けてほかの廃棄物と混ざらないようにし、掲示板に水銀使用製品産業廃棄物を保管している旨を表示します。
- 委託契約書とマニフェストに、水銀使用製品産業廃棄物が含まれることを書きます。
- 水銀に関する水俣条約の決定により、一般照明用の蛍光灯は製造・輸出入が段階的に禁止されます。時期は、電球形が2026年1月(30W超は2027年1月)、コンパクト形が2027年1月、直管・環形が2028年1月(ハロりん酸塩を主成分とする蛍光体を使ったものは2027年1月)からです。使用と在庫の販売は、その後も続けられます。LEDへの切替えで、蛍光灯が一度に大量に出るケースが増えています。
家庭から出る蛍光灯は対象外です。市区町村の家庭ごみのルールに従ってください。
処分費用の内訳と安くする方法
| 内訳 | 目安 |
|---|---|
| 処分費 | 40W直管1本60〜100円(持ち込みの処分費)。回収費込みの料金では250〜300円 |
| 収集運搬費 | 箱・台車単位または車両単位 |
- 割らないことが大切です。割れると水銀の飛散対策が必要になり、割れたものとして別料金になることもあります。
- 購入時の箱に戻したり、専用の回収箱を使ったりして本数をまとめると、運搬の効率が上がります。
- LED工事の際に回収まで頼めるかを工事業者に確認しておくと、手間が省けます。
処理方法(中間処理・最終処分・リサイクル)
専門の処理施設で、水銀が飛散しない設備の中で破砕・選別し、水銀を回収します。環境省の水銀廃棄物ガイドラインは、水銀を回収した後の残さ(ガラスくずなど)を、可能な限り再生資源として利用するよう求めています。
委託するときの注意点
- 処分業者の許可に水銀使用製品産業廃棄物の取扱いが含まれているかを確認します。通常のガラスくずの許可だけでは足りない場合があります。
- 割れたものは密閉容器に入れ、割れていないものと分けて渡します。
- 水銀体温計・水銀血圧計も、量にかかわらず水銀使用製品産業廃棄物です。水銀の回収が必要な製品に当たるため、対応できる処分業者に委託します。
よくある質問
LEDに替えて外した蛍光灯は、まとめて出してもよいですか?
まとめて出せます。水銀使用製品産業廃棄物を扱える許可のある業者に委託し、マニフェストを交付してください。
割れてしまった蛍光灯はどうすればよいですか?
換気してから破片を集め、密閉できる容器に入れます。割れていないものとは分けて保管し、割れたものがあることを業者に伝えてください。
数本だけでも回収してもらえますか?
多くの業者が最低料金を設けています。見積り依頼の際にほかの品目とまとめて出すと、割安になりやすいです。
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このページの費用は目安です。法令の記述は、環境省や都道府県の公開情報をもとにしています。最終的な判断は、所管の自治体と委託先の業者にご確認ください。